マネーフォワード クラウド経費と勘定奉行は連携できる?

マネーフォワード クラウド経費と勘定奉行は連携できる?

マネーフォワード クラウド経費と勘定奉行は、仕訳データをファイルで受け渡す方法なら連携できる場合があります。ただし、勘定奉行の製品名・バージョンや契約プランによって、利用できる取込形式や操作が異なるため、すべての環境で直接連携できるとは限りません。

連携方法は「自動連携」ではなくデータ取込が中心

一般的には、マネーフォワード クラウド経費で申請・承認した経費を仕訳データとして出力し、そのファイルを勘定奉行へ取り込みます。

  1. マネーフォワード クラウド経費で経費申請を承認する
  2. 承認済みの経費から仕訳データを作成する
  3. 勘定奉行で取り込める形式のファイルを出力する
  4. 勘定奉行側で仕訳データを取り込む
  5. 勘定科目、税区分、部門、取引日、金額などが正しいか確認する

この方法では、クラウド経費から勘定奉行へデータを転送する作業が必要です。API連携のように、承認後の仕訳が自動で勘定奉行へ登録される方式とは異なる可能性があります。

連携できるかどうかを分ける主な条件

実際に利用できるかは、次の条件によって変わります。

確認項目 確認する内容
勘定奉行の製品 勘定奉行クラウド、奉行シリーズのどの製品を使っているか
バージョン 現在のバージョンが、仕訳データのファイル取込に対応しているか
取込形式 クラウド経費から出力したファイル形式を、勘定奉行側で読み込めるか
会計設定 勘定科目、補助科目、部門、税区分などのコードが一致しているか
利用プラン 仕訳データの出力や外部サービス連携が契約プランに含まれているか

特に注意したいのは勘定科目と税区分の設定

ファイルを取り込めても、マネーフォワード クラウド経費と勘定奉行でマスタ設定が一致していなければ、正しい仕訳にならないことがあります。

たとえば、クラウド経費側で「旅費交通費」と設定していても、勘定奉行側の勘定科目コードや名称が異なると、取込時にエラーになったり、別の科目として処理されたりする可能性があります。消費税の課税区分、部門、補助科目、支払先なども、事前に対応関係を確認してください。

連携前に確認する手順

  1. 勘定奉行の正式な製品名とバージョンを確認する
  2. 勘定奉行で仕訳データの外部取込が利用できるか確認する
  3. マネーフォワード クラウド経費で、勘定奉行向けまたは互換性のある仕訳データを出力できるか確認する
  4. 勘定科目、税区分、部門、補助科目の対応表を作成する
  5. 少額のデータでテスト取込を行う
  6. 借方・貸方、金額、取引日、税区分、部門を確認してから本番運用に移す

取込時にエラーが出る場合は、ファイルの列順や文字コードだけでなく、勘定科目コード、税区分コード、部門コード、必須項目の入力状況も確認します。

直接連携を希望する場合の注意点

「連携できる」という説明があっても、ファイル出力・取込による連携と、APIによる自動連携は別物です。入力した経費が自動で勘定奉行へ反映されることを期待している場合は、対応する製品、プラン、連携機能を個別に確認する必要があります。

また、勘定奉行には複数の製品やサービスがあるため、「勘定奉行に対応している」という情報だけでは、自社の環境で利用できるとは判断できません。確認時は、製品名、バージョン、契約プラン、仕訳データの取込方法をそろえて問い合わせてください。

結論

マネーフォワード クラウド経費と勘定奉行は、仕訳データの出力・取込による連携なら可能な場合があります。一方、APIによる完全な自動連携ができるかは、勘定奉行の製品やバージョン、契約プランによって異なります。

まずは、使用中の勘定奉行の正式な製品名とバージョンを確認し、両サービスの仕訳データ形式と会計マスタの対応可否を確認するのが確実です。