Concur Expenseのモバイルアプリでの承認は、外出先で申請内容を確認して、承認や差し戻しを行いたい場合には使いやすいと考えられます。一方で、明細が多い申請や、添付書類・規程との照合を詳しく行う場合は、パソコンの画面のほうが確認しやすいでしょう。
Concur Expenseのモバイルアプリで承認できること
Concur Expenseのモバイルアプリでは、承認者に割り当てられた申請を確認し、内容に応じて承認や差し戻しなどの処理を行います。移動中や外出先でも承認状況を確認できるため、承認待ちによる処理の遅れを減らしたい場合に向いています。
ただし、実際に表示される項目や利用できる操作は、会社の設定、承認ワークフロー、利用者の権限などによって変わります。すべての会社で同じ画面や操作になるとは限りません。
承認が使いやすいと感じやすいケース
モバイルアプリでの承認は、次のような申請をすばやく処理したい場合に向いています。
- 申請件数が少なく、1件ずつ短時間で確認できる
- 申請者や金額、利用日などの基本情報を確認できれば判断できる
- 外出や出張が多く、パソコンを開く時間が限られている
- 承認待ちの申請を通知などで把握したい
- 内容に問題がある申請を、理由を添えて差し戻したい
特に、承認者が席を離れている時間にも申請を確認できる点は、モバイルアプリを使う大きな利点です。パソコンでの作業を前提にするより、承認業務をこまめに進めやすくなります。
使いにくいと感じやすいケース
スマートフォンの画面では、一度に確認できる情報量に限りがあります。そのため、次のような申請では、モバイルアプリだけで判断するのが難しいことがあります。
- 明細の件数が多い
- 複数の領収書や添付ファイルを見比べる必要がある
- 経費規程との照合項目が多い
- 金額の妥当性や部門配賦を詳しく検討する必要がある
- 差し戻し理由を長く入力する必要がある
- 申請内容に例外処理や個別の確認が含まれている
このような場合は、スマートフォンで概要を確認し、詳細な判断はパソコンで行う使い分けが現実的です。モバイルアプリが使いにくいというより、画面の大きさと確認作業の性質によって向き不向きが分かれます。
モバイルアプリとパソコンの承認の使い分け
| 確認項目 | モバイルアプリ | パソコン |
|---|---|---|
| 承認待ちの確認 | 移動中や外出先でも確認しやすい | 一覧をまとめて確認しやすい |
| 申請の概要確認 | 手早く確認しやすい | 画面を広く使える |
| 明細が少ない申請 | 承認に向いている | 承認に向いている |
| 明細が多い申請 | 画面を切り替える負担が出やすい | 比較しながら確認しやすい |
| 添付書類の詳細確認 | 端末サイズによっては見にくい | 大きな画面で確認しやすい |
| 差し戻し理由の入力 | 短いコメントに向いている | 詳しい説明を入力しやすい |
結論として、簡単な承認はモバイルアプリ、詳しい確認が必要な承認はパソコンという分担が適しています。すべての承認をスマートフォンだけで完結させるより、申請の内容に応じて使い分けるほうが判断ミスを抑えやすくなります。
承認者が確認しておきたい点
Concur Expenseのモバイルアプリを導入しても、承認者の権限や会社側の設定によっては、期待した申請が表示されないことがあります。使い始める前に、次の点を確認してください。
- 自分に承認権限が付与されているか確認する
- 承認対象となる申請の種類と承認経路を確認する
- 承認、差し戻し、コメントなど、利用できる操作を確認する
- 通知を受け取る設定と、端末の通知許可を確認する
- 領収書や添付ファイルが、モバイルアプリで確認できる状態か確認する
- 詳細確認が必要な場合に使うパソコンの操作手順も決めておく
アプリに申請が表示されない場合は、単純な不具合と決めつけず、承認者の割り当て、申請のステータス、会社側のワークフロー設定を確認する必要があります。具体的な操作や表示項目は、契約しているサービス構成や管理設定によって異なるため、社内のConcur管理者への確認も必要です。
Concur Expenseのモバイルアプリ承認が向いている人
モバイルアプリでの承認は、次の条件に当てはまる承認者に向いています。
- 承認待ちを外出先でも確認したい人
- 申請内容を短時間で判断できる人
- 承認の滞留を減らしたい人
- 詳細な確認はパソコンで行う運用にできる人
反対に、領収書や明細を細かく比較することが多い人や、複雑な承認判断を頻繁に行う人は、パソコンを中心にしたほうが使いやすい可能性があります。
まとめ
Concur Expenseのモバイルアプリでの承認は、申請の概要確認や、外出先でのすばやい処理には使いやすい一方、明細や添付書類を詳しく確認する作業には限界があります。
導入や運用を判断するときは、承認件数だけでなく、明細の多さ、添付書類の確認頻度、承認者の権限、会社のワークフロー設定を確認してください。簡単な申請はモバイルアプリ、複雑な申請はパソコンという使い分けが、実際の業務に合わせやすい方法です。







